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香典泥棒

身内に不幸があった家を狙う泥棒もあるそうです。

お葬式があると地域の小さな新聞には葬儀の日程が掲載されます。それをみて泥棒に入る家を狙い定めるそうです。

葬儀があるとその家はしばらく留守になります。突然のことで慌てていて施錠が不十分になっている可能性もあるので侵入できる可能性も高くなるそうです。

また、近所の懇意にしている人も葬儀に出かけている可能性が高いため、周囲の目を気にする必要もなくなります。

葬儀があると家の中に香典などの大金があるため、侵入が成功すると泥棒にとっては大きな収入となります。

このように不幸に不幸を重ねないためにも大変なときこそ心を落ち着けて施錠を気をつけるようにしましょう。

また、昔ながらの自宅でお葬式やお通夜をやるときにも注意が必要です。不特定多数の人が出入りするので無関係な人が紛れ込んでいても不審に思うことがありません。喪服を着ていれば故人の関係者だと思ってしまいます。受付担当者に「家族が呼んでいた」といって受付を代わってあげるふりをしてその隙に香典を盗んでいってしまうのです。

番犬で撃退?

昔ながらの防犯対策で玄関や門のところに「犬」というステッカーや「猛犬注意」といった張り紙をしておくというものがあります。

最近は少なくなりましたが犬を飼っていないご家庭でも張っている家が昔はありましたね。

泥棒も馬鹿ではないのでその程度のステッカーでは騙されてくれません。また、犬がいるからといって空き巣に入られないとも限らないのです。

犬は自分のテリトリーに知らない人が侵入してくると勢い良く吠えます。その点では確かに役に立つ動物ですが、いくつかの弱点もあります。

たとえば、犬のいる一階からではなく、二階から侵入された場合には番犬は泥棒に気づきません。二階も注意するようにしつける必要があります。

 

また、犬は食べ物に弱い動物です。美味しいものをくれる人には警戒心をとき、馴染んでいきます。プロの泥棒なら下見の際に犬を手なづけていきます。

また、犬は泥棒に気づくと必死で吠えますがその姿が視界から消えると吠えなくなります。この一瞬の犬の行動におかしいと飼い主が気づくことができるかどうかが問題です。また、飼い主が留守にしている間には犬が吠えても泥棒を捉えることができません。近所の人に注意してもらう必要があります。

 

このように犬を飼っているからといって安心できない理由がいくつもあります。

泥棒が多い街

泥棒は家に侵入する前にその街を見てから泥棒をするかどうか決めると言われています。

実際に侵入犯罪で検挙された人を対象に泥棒をする街を選ぶ基準についてヒアリング調査を行った結果、最も多かった解答が「大小の道路が雑然と交差している街」で63%もの解答がありました。

その次が「裏通りが多い街」で61%と同じくらいの解答でした。その他「小さな通りがたくさん交差している」や「街路樹などで見通しが悪い」も泥棒に好まれる街の条件となっているようです。

 

全国的に統計をみてみると世帯数に対する住宅侵入犯罪件数のワーストワンが愛知県という結果が出ています。全国の60938件中愛知県は7205件をしめています。人口の多い東京も件数が多そうですが世帯数に対する割合が39位となっていて意外と少なく感じますが人口自体は多いので件数自体は4520件と全国で3位になっています。2位は千葉県で4903件が平成24年の1年間で発生しています。

 

各自治体ごとで犯罪の起きないまちづくりを心がけているところが増えてきています。

防犯カメラの設置を増やしたり、住宅や区画づくりなどから見通しのいいまちづくりを意識して作っていくことが可能です。

 

また、カメラを設置しなくても住民全体の日頃の心がけで街から犯罪をなくしていくことが可能です。

 

たとえばちょっとした声の掛け合いです。普段から近所の人に合ったら声をかけたり挨拶をすることを心がけてみましょう。泥棒が街を下見している時に一番嫌がるのは住民に声をかけられることです。一度でも声をかけられたら顔を覚えられたとしてその周辺を避けるようになります。

狙われるもの

「うちにはお金がないから泥棒が入らない」「家がボロいから狙われない」そのように言う人も多いです。

しかし、貧乏だろうとお金持ちだろうと、その家が侵入できてお金になるものがあるのなら泥棒に狙われる可能性があります。

現金がなかったとしても預金通帳と印鑑やキャッシュカード、クレジットカードなど盗まれたら困るものがあるはずです。

また、パスポートや保険証、運転免許証など個人情報にまつわるものが盗まれたらどうでしょうか。

パソコンやカメラなどの高額なものや家電類が盗まれてしまう可能性も考えられます。

ですから、家にお金があろうとなかろうと防犯に油断はできません。

 

もちろん、狙われるものナンバーワンが現金です。

多くの預貯金は普通銀行に預けられています。しかし、それでも引き落とすのに手数料がかかるから一ヶ月分のお金は手元においてあったりします。店舗などを経営している人ならある程度の売上金を自宅で管理しているかもしれません。

 

その額が多かろうと少なかろうと現金がある以上泥棒に狙われてしまう可能性があります。千円や貯金箱に入れている小銭であろうと泥棒にとっては戦利品となるのです。

 

玄関の施錠や戸締まりをしっかり行うことはもちろんですが、自宅で現金を保管する場合には必ず金庫など鍵のかかった場所にしまうようにしましょう。

お金のニオイ

泥棒はお金のある家のことを嗅ぎつけると言われています。

泥棒に入られてしまった人はよく「なんでこの日に限って・・」というそうです。

それは「その日」が普段よりもお金のあった日だからです。泥棒はそのようなお金のある日を狙ってくるのです。

 

お金のある日というのは月末や月初めなどお金が何かと必要になる時です。また、連休前で普段よりお金を多めに用意しなくてはいけない時などです。

 

また、泥棒は冠婚葬祭の場面にも現れます。いわゆる「祝儀泥棒」と呼ばれるものです。お葬式があると近所の人はそれをわかりますし、葬儀があると家中の人がいなくなります。そこへ空き巣が狙ってくるのです。

 

お店の場合には平日だと前の日の売上を翌日に銀行に入金しに行くこともありますが、週末の売上は週明けに入金しにいく場合があります。すると3日分の売上がたまっていることになります。平日に泥棒をするよりも週末のほうが狙い目だということがわかります。日曜日の営業終了後に侵入し、3日分の売上を奪ってしまう、ということです。

 

また、給料日後の銀行やATMには長蛇の列ができています。単に振込だけ済ませている人もいれば一ヶ月分の必要なお金を引き出している人もたくさんいます。

スリはそのような人を必ず見極めて狙ってくるのです。

 

そのようなリスクを防ぐためにはお店でしたら休日でも夜間金庫を利用して売上金を入金するようにしましょう。

また、事務所内に金庫があるのであればその安全確認を改めてきちんと行いましょう。鍵をやぶる技術をもった泥棒であれば金庫も同じく破られてしまう可能性があります。

狙われやすい

空き巣がよく狙う時期というのはあるのでしょうか。

空き巣にとって仕事がしやすいのは雨の日だと言われています。

雨の日というと普通の人にとっては外に出たくない日ですが泥棒にとっては都合のいい日のようです。

 

例えば、侵入手口のナンバーワンにあげられるガラス破りは静かな日であれば音が目立って見つかってしまう可能性があります。

しかし、雨の降っている日なら雨音にまぎれて聞こえない可能性が高いです。

豪雨の日や風が吹いている日なら何かがあたった音かなと思って気になりません。音が聞こえても雨の中わざわざ確認しに行く人も少ないでしょう。

ドアのこじ開けも最近増えている手口ですが、このような手荒な手口でも雨音によってごまかされてしまうのです。

 

また、雨の日というのは通行人の顔が見えづらくなります。傘をお互い指しているので人の顔は殆ど見えません。不審な行動をしている人がいるとしても自分が歩くのに集中しているのであまり気にならないのです。

 

それが台風や雷雨ともなればますます空き巣にとって好条件となります。

日頃から下見をしている泥棒であればその家の人がどのくらい家をあけるのか、施錠をしっかりしているのかどうかはよくわかります。雨の日ということで周囲の人通りも少なくなります。まさに格好の条件だといえるでしょう。

 

もちろん、雨の日に限らずどんな日でも泥棒に入られるかもしれないリスクを考えて対策をしておくことが大切です。